猫カフェにできること
2017年02月07日 (火) | 編集 |
突然ですが、猫の寿命ってご存じですか? お客様のお話を聞くと、20年以上生きる猫も珍しくありません。 最近、ネットニュースでは猫の腎臓病に効く新薬が発売されたとかで、更に猫の寿命は延びそう。 もちろん、大事な家族には1日も長く生きて欲しい。 でもね、猫を譲渡する立場からすると20年という長い歳月が不安材料になってしまいます。 「20年間以上、この猫を飼い続けられますか?」って聞かれても、私自身、「はい、出来ます!」と言い切る自信がない。 だって20年ですよ? 何か起こるか分からないですよ。 この先20年、平穏無事に生きていられるかなんて誰にも分からないですよ。


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動物愛護団体の場合、犬猫を譲渡する際の里親審査や譲渡条件の中に年齢制限を設けている所があります。 ちばわんの場合、はっきりとした年齢制限はありませんが、私は概ね65歳以上の方には後見人をお願いしています。 これは飼い主さんの寿命を考慮している訳ですが、30代だって40代だって病気になったり怪我をしたり、自分は健康でも家族が重病とか離婚とか、天災や事故で家や仕事が無くなったとか、20年の間には様々な生活環境の変化が考えられます。 無責任に放棄するのではなく、飼い続けたくても出来ない状況が長期間になればなるほど、誰にでも起こり得るということです。 それに対処するには、やはりドイツのティアハイムのような動物保護施設が必要と考えますが、そう簡単に作れる物ではありません。 しかし、ブランのような譲渡型の猫カフェは、規模は違えど実はティアハイムと同じようなシステムを備えています。 しかも、ティアハイムの多くが寄付金で運営されているのに比べ、猫カフェは個人経営が多い自立型(?)。 どこも経営は大変だと思いますが、寄付金に頼るよりは健全に運営できます。


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最近は高齢化により、飼い主さんが施設に入居するとか亡くなったという理由で遺棄される猫が増えています。 猫も災難ですが、愛猫と別れて施設に入らなければならない飼い主さんの心情も計り知れません。 前々から、高齢者ほど本当はペットの癒しが必要だと思っています。 ペットも一緒に入居できる「さくらの里」のような施設があれば良いのですが、まだまだ数が少ないのが現状。 だったら、老人ホームや施設に猫カフェを併設すればよいのではないか? 経営も運営も別だけど、遊びに来られる距離に猫カフェを作り、ホームに入居する時に手放さなければならなかった猫は猫カフェで預かればいつでも会える。 飼い主ではなくても、猫が好きな高齢者はいつでも猫と遊べる。 一般の利用客もいるので、猫カフェは個人経営で成り立つ。 ホーム側の金銭、労力等の負担は一切なく、入居者のアクティビティやちょっとしたアニマルセラピーに使えて一石二鳥。


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私の浅はかな考えが早々上手くいくとは思えませんが、これだけペットの数が増え、寿命が延びるとなると、やはりペットの受入施設も必要になってくると思います。 また、こうした受入施設ができれば、高齢者への保護猫譲渡もしやすくなります。 共生を考える時は、どちらか一方が負担を強いられるのではなく、どちらもウィンウィンの関係になる方法でなければ成り立ちません。 これからの人間とペット達がみんな安心して暮らせるようなシステムの足掛かりとして、猫カフェが出来る役割を考えていきたいと思います。



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2017/02/07 17:58 | カフェブラン | Comment (0) | Top▲
 新入り猫の「パンチョ」
2017年02月05日 (日) | 編集 |
ダイスケをお届けした日、横浜市動物愛護センターから猫を1匹引き出してきました。 3歳の茶白の男の子です。


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男の子って言うか、オッサン?? パンチョ伊東に似ているので、名前は「パンチョ」です。


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一般的に可愛くて人気がある茶白ですが、柄がどうにもね・・・。 猫は本当に色柄で運命が変わってしまうのですよ。 この子はまぁ残念な部類でしょね。


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体重は5kg位で中肉中背。 顔がやけに大きいですが、長尾です。 連れてきた日にフリーで猫部屋に放しておいたら、翌朝、ロッカールームからおしっこ臭くてビックリ。 猫部屋中にかけションしたらしく、床、壁、ベッド、カーテンとそこら中シッコまみれ。 昨夜、ケージに入れて帰ったら、ケージに顔を擦りつけたらしく顔は擦り傷まみれ。 もちろん、ケージの中のベッドも周りの壁もおしっこまみれでクッサイ、クッサイ。 困ったオジサンです。


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人は大好きな甘えん坊で、自分からすり寄って甘えたり、抱っこも出来ます。 メス猫を追いかけて嫌がられたりしていますが、イザコザの多い現在のブランの猫部屋でも、今の所、大きな問題なく過ごしています。 マーキングが収まってくれれば、とても飼いやすい猫だと思います。


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愛護センターには、もっと若くて可愛い猫達もいます。 パンチョを引き出した日も、1歳位の可愛い三毛猫が2匹いました。 最近は「癖のある猫を入居させてる」と言われたりしますが、私はあまり「もらわれなさそう」な猫を選んでいます。 誰が見ても若くて可愛い猫は、放っておいても誰かがもらってくれますからね。 ちばわんの預かりボランティアもそうですが、個人で犬や猫を引き出して自宅で里親が見つかるまで預かるボランティアの場合、里親が見つかるとは限らないし、見つかるまで何年もかかる場合もあり、「一時預かり」のはずが最終的に「自分が飼う」ことになるケースもあります。 こうしたリスクを考えると、預かるにしても「早く里親が見つかりそうな可愛い犬猫」を選ぶのは当然のことです。 私は預かりボラさんが預かり難い、里親さんが見つかりにくい猫こそ猫カフェで預かった方がいいと思っているので、ブランにくる猫は曲者が多いかも知れません。 万人受けする若くて可愛い猫は少ないですが、個性的でそれなりに可愛げのある猫達がお待ちしておりますので、遊びにいらして下さいね。






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2017/02/05 00:17 | カフェブラン | Comment (0) | Top▲
 ダイスケの猫親決定&お届け報告
2017年02月04日 (土) | 編集 |
ブログでのご報告が遅れましたが、ダイスケのねこ親さんが決定し、2月2日にお届けしてきました。 


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ダイちゃんには小学生のお姉ちゃんが出来ます。 お見合いにも一緒に来ていただいて、猫部屋で仲良く遊んでたけど、ダイちゃん覚えてるかな? ダイちゃんの為に段ボールで大きなダイちゃんハウスを作ったり、ダイちゃんのクッキーも焼いて待っていてくれたよ。


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ダイちゃんは食べられないから、みんなで食べちゃったけどね。 おもちゃも沢山用意してくれてたね。 全部、ダイちゃんの為だよ。


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ダイちゃんは気が強いけど気が小さい所があるから、移動する時もクレートの中で固まってオヤツを食べる余裕もなかったね。 到着してからも目を真ん丸にしてソファーの下に隠れてたね。 でも、ここがダイちゃんのおうちでダイちゃんの家族なんだよ。


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「ダイちゃんがいいです!」って、望まれて望まれて迎えてもらったんだよ。 だから、安心してここで暮らしていいんだよ。 ごはんもオモチャも愛情も、全部ダイちゃんが独り占めしていいんだよ。


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ブランでダイちゃんと遊んでくれたお客さんは、みんなダイちゃんが大好きで、みんなダイちゃんが幸せになる事を祈ってるからね。 私もダイちゃんと一緒に過ごせて楽しかったよ。

ダイスケは「ダイン」という新しい名前で新生活をスタートしました。 ダイスケを可愛がって下さった皆さま、どうもありがとうございました。


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2017/02/04 16:15 | カフェブラン | Comment (0) | Top▲
 単焦点レンズ
2017年01月22日 (日) | 編集 |
急に寒くなりましたね。今年は両足がしもやけになっているおかもとです。裸足で外を歩く犬や猫はしもやけにならないんですかねぇ・・・。どちらにしても、外で暮らす動物たちは寒さとの戦いが辛いでしょうね。


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路上生活をしていたミーちゃんがブランに来てからすぐに氷点下の日が続いたので、寒い思いをさせずに済んで良かったな~と思っています。ミーちゃんは小柄で痩せていたし、ご老体に寒さは堪えるでしょうからね。


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ミーちゃんはまだ他の猫にシャーシャー言ったりしますが、喧嘩をする事もなく、お客さんが来れば膝に乗って甘えたり、おもちゃでちょっと遊んだりしつつ、窓側のベッドで日向ぼっこをしながら寝ていることが多いです。欠歯があるせいかフードはムラ喰いで、ドライは気が向かないと食べてくれません。野良猫の場合、エサやりさんが安価なフードを与えている場合が多いのですが、香料を使って味や匂いを強くしているフードに慣れてしまっていると、良質なフードは食べなくなってしまいます。ミーちゃんも食べられるドライフードを色々試しつつ、ウェットフードで栄養を補っています。丁度、クリスマスに猫達に沢山プレゼントをいただいていたので、とても助かっています。どうもありがとうございました。

ところで上の2枚の写真、いつもとちょっと違うのですが、お気付きになられました?


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「ブランは写真の上手なお客さんがいっぱいいるから、どうせまた借りたんでしょ?」とか思ってます? 違うんですよ~。 正真正銘、私が撮った写真なんですよ~。何が違うかと言いますと、表題にあるレンズなんですよ。普段はズームレンズを使っていますが、夫から「単焦点レンズ」というレンズを借りて撮影してみました。


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レンズの構造云々については私は詳しくないので興味のある方はネットで調べていただくとして、撮影して便利なのは背景が綺麗にボケること。これだけで、写真が垢抜けて見えます。しかも、部屋の中が散らかっている様子がボケるから室内撮影も気にならない、とかね。


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(↑) 光が丸くボケる通称「玉ボケ」も勝手にできちゃう。


そしてもう一つの利点は、暗い所でもシャッタースピードを落とさずに撮影できること。下の写真は自宅の室内で夜に撮影した写真、しかもチューブの中なのでかなり暗くて猫の眼も真ん丸。 でも、ブレずに撮れちゃう。猫は暗い方が目が丸くて可愛いし、常に動くのでこれはとても便利。

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(↓) 短所と言えば短所なのが、焦点距離が短いところ。下の写真は左目に焦点を合わせていますが、鼻はもうボケちゃってます。写真によっては、右目に合わせると左目がボケるなんて場合もあり、ピント合わせがシビアかも。


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そんな時は、いっそ片目にだけにしちゃうとかね。(↓)
まぁ、やりようはいくらでもあります。


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撮り方は変わらなくても、レンズが変わると写真が変わって世界が広がります。 写真教室でも、単焦点レンズは大人気。 あぁ、そうだ! 丁度、写真教室の生徒さんが撮ったブラン猫達の写真を展示している「カフェブラン保護猫写真展」が開催中なんだった!


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入場無料だから、行ってみてね~!


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2017/01/22 14:34 | カフェブラン | Comment (0) | Top▲
 新入りのミーちゃん
2017年01月15日 (日) | 編集 |
年が明けたと思ったら、もう今月も半分が終わりました。 今年もあっと言う間に終わりそうですね~。 年明け早々、猫部屋には新しいメンバーが入居しました。 三毛猫の「ミチコ」、通称ミーちゃんです。


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「ミチコ」のミチは道路の「道」。 ミーちゃんはちばわんのボラさんの近所に住んでいた外猫です。 1年程前から姿を現していたようですが、ボス猫にいじめられていたそうです。 人の膝に乗って来たりするほどの甘えん坊で抱っこも大好き。 人馴れしすぎている外猫は、捕まって虐待されることもあって危険です。 病院で検査をしてもらったところ、エイズや白血病も陰性だったので、ブランで預かって新しい家族を探すことになりました。


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年齢は7~8歳とのこと。 口の中には大きな歯石があったそうです。 お腹の毛を剃ったら避妊手術と思われる痕がありました。 通常、7~8年も野良生活をしていればエイズや白血病に感染してしまいますが、両方陰性で人馴れしている性格から、飼い猫だったけど捨てられたか、引っ越しの際に置いていかれたか、と言った感じです。

 
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外で生活していた子をここで預かる時は、猫に対して申し訳ない気持ちになります。 いきなり知らない場所に連れてこられて部屋に閉じ込められ、前にいた場所にはもう戻れない。 ずっと外を見て、窓を開けると外に向かって大きな声で誰かを呼ぶように鳴くミーちゃんにもきっと仲良しの猫や大好きな人やお気に入りの場所があったのだと思います。 ミーちゃんにとっては、こんな所に連れてこられたことは不本意かも知れません。


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私は車にひかれているいる猫を見るのも嫌だし、やせ細ってボロボロの姿で外を歩いている猫の姿を見るのも好きではありません。 家の中にいれば安全だし、寒さに震える事もないし、病気や怪我も治してもらえるから、みんな家族のいる家猫にしてあげたいと思いますが、それは私のエゴだとも思っています。 平和な日本に生まれても外国の戦場に行きたがる人がいるように、自然環境や空腹と戦っても自由に生きたい猫もいるはずです。 外で生きる猫にとって、家猫になる事が玉の輿なのか、屈辱なのかは分かりません。 どちらにしても私のエゴを押し付けて猫の生き方を変えさせてしまう以上、少しでも猫達に「これはこれで悪くないかも」と思ってもらえるようにお世話をしてあげることしかできません。


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ミーちゃんには諦めてもらわなければならない事が沢山あります。 でも、新しい生活には今まで得られなかった「家族」という幸せが待っています。 ミーちゃんには、ミーちゃんの事を気にかけてお世話をしてくれていた人達や、これから出会う人みんながミーちゃんの幸せを願っていると伝えました。 最近の猫の寿命は20年近いですから、ミーちゃんの人生はまだ半分。 残りの人生を幸せに生きる為、過去を捨てて新生活の幕を開けよう!


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ここでのんびり暮らしながら、新しい家族が現れるのを待とうね。


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2017/01/15 17:44 | カフェブラン | Comment (0) | Top▲