組香「花合香」
2008年05月19日 (月) | 編集 |
やる事がなかったので(正確には、やるべき事はあってもやりたくなかったので。)、香道のお稽古で頂いたプリントなどを整理しました。 いつもお稽古の後は、使った香木の炊き柄をいただく事が出来ます。 久し振りに、その内のひとつを炊いてみることに。

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↑ 正式には「聞香炉」という器を使いますが、私は持っていないので「蕎麦猪口」で代用しています。 器の中心にある黒い欠片が香木です。 灰の中には炭団が埋めてあり、その熱で香木から香りが立ちます。 左に添えた紙に「あでやか 一」とありますが、「あでやか」がこの香木の名前で、「一」が香木の種類です。 ちなみに、「一」は「伽羅」という香木で、種類としては一番格が高く、値段も高価です。 香木は自然の木なので、「伽羅」と言っても様々な香りがあり、一言でどんな香りかを説明する事は出来ません。 ただ、私の中では一番豊かで奥深く、複雑なのに厭味がないのが「伽羅」だと思っています。 この「あでやか」も、名前の通り明るく華々しい香りですが、決して派手ではない高貴で「あでやか」な香りです。 

折角なので、「花合香(はなあわせこう)」という春らしい組香を御紹介しましょう。 

IMGP2405.jpg



まず、一から五までの5種類の香木を1セット(1種類 x 1包)とし、2セット分用意します。 そしてその2セットの中から、一包を交換します。 香木は紙に包まれているので、何が入れ替わったは誰にも分かりません。 そして、入れ替わったまま1セット(5包)を炊いて、順番に聞いて(「嗅いで」の意)いきます。

当初、5種類あった内の1つが入れ替わったので、同じ香木が2包になった可能性が高いですね。 同じ香木が何番目と何番目に出てきたかを当てるのが、この組香です。 そして答えを紙に書いて提出するのですが、ただ番号で書くのではありません。 例えば、1番目と2番目が同じなら「山茶花」、4番目と5番目が同じなら「枝垂桃」など答え方が決まっているので、その花の名前を書くのです。 もちろん、香木を入れ替えた時に同じ香木同士が入れ替わる場合もあり、そうなると5種類の香木が出てきます。 その時は、答えを「初櫻」と書きます。 

上の写真は「花合香」をした時の記録紙で、結果が書かれています。 「叶」と書かれている3名が正解していて、正解は「初櫻」ですから、この時は5種類の香木が出る珍しい結果となりました。 答えの右横に書かれている数字(四、五、二、一、三)が、実際に香木が出てきた順番です。
 
最近は、「篤姫」のドラマで香道に興味を持つ方も増えてきたようです。 平安から続くお姫様のお遊びで、雅な時間を楽しんでみてはいかがでしょう。
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2008/05/19 11:04 | ワタクシ事 | Comment (0) | Top▲
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