「犬部」
2011年03月07日 (月) | 編集 |
最近、読んだ本をご紹介。


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↑ 「北里大学獣医学部 犬部」


北里大学の青森キャンパスに実在する「犬部(現・北里しっぽの会)」の話です。
犬部の活動は、「ちばわん」のような動物愛護団体とほぼ同じで、行き場のない犬猫を保護し、新しい飼い主探しをする事。
部員である学生達は、自分のアパートで保護犬や保護猫、或いは保護ウサギなどの動物達を預かり、ケアしながら新しい飼い主さんを見つけます。
この本には、部員達の体験が筆者の「片野ゆか」さんによって分かりやすく綴られていますが、その体験や思いは、私を含め、「一時預かりボランティア」をしている人間の思いと共通しています。
でも、実家を離れ、青森で一人暮らしをしながら大学の勉強と獣医の国家試験勉強に追われる中、保護動物の世話をする犬部の学生達は、私とは比べ物にならない程、多忙で過酷な生活である事は間違いありません。


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千葉でも神奈川でも青森でも、捨てられた犬は同じように「鈍く光るビー玉のような眼」をして、「部屋の隅でひたすら丸くなっている」だけ。
話しかけても、背中を撫でても「無表情」。
人間に可愛がられたこともなく、リードを付けても足が絡まって散歩が出来ない。
そんな保護犬に「優しい人間もいる」「散歩は楽しい」と分かって貰いたいと、日々献身的に世話をする学生達。
病気になっても犬の世話をし、犬がいるから帰省も出来ず、一年中、動物達の世話をするのは、保護した犬が心を開き、自分になつき、卒業して幸せになった時の充足感と満足感が忘れられないから。


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そうした学生の中にも、
「自分の愛犬にストレスを与えてまで保護犬を預かる自分は正しいのか?」
「粗相をされて部屋が汚れるのに耐えられない自分は、犬部にいる資格がないのか?」
「自分の生活を犠牲にしなければ、動物愛護は出来ないのか?」
「動物愛護って、何なんだ?」
と、様々な悩みや問題が浮上します。


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後を絶たない犬や猫の引取り依頼の電話。
一生懸命説明して、やっと分かって貰えたと満足していたら、別れた直後に犬を保健所に持込んでいた事実。
「動物と物の区別もつかない人間」に怒りを覚えながら、それでも動物達を救う為に走り回る部員達。
とても読みやすい本ですので、中学生位から読めると思います。
機会がありましたら、ご覧になってみて下さい。

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2011/03/07 15:12 | その他犬関係 | Comment (2) | Top▲
コメント
この記事へのコメント
読みたくなりました♪
最近老眼がすすみ(笑)
活字からはなれてしまっている生活…
おかもとさんのレビューを読むと
「犬部」読んでみたくなりますね。
もしかしてA○○○○nno回し者(笑)
北里大学の犬部のみなさんが獣医さんになったら、動物の気持ちになって考えてくれる先生になってくれそうですね。

アロマテラピー↓
私も10年ほど前からやってます。
アロマの先生に犬の症状別のアロママッサージのレシピをいただいたこともあるんですが、私がやってほしいくらいです(';')

今の季節ティートリ‐とラベンダーを直接湯船に垂らして温まっています。
いい香りはリラックスさせてくれますね~。
2011/03/09(水) 21:23:24 | URL | ウーピーまま #-[ 編集]
ウーピーままさん、こんにちは。

「ちばわん」を始め、多くの愛護団体は保護犬の医療費を安くしてくれる協力病院無くしては、活動を続けられないと思います。
少しづつ協力病院は増えてきていますが、近くに動物病院が沢山あるのに、わざわざ協力病院まで車を出さねばならず、費用や時間が掛かってしまうのは残念な事です。
経営も大変でしょうが、ペットを扱うショップや病院が、率先して不幸なペットの救済に動いて欲しいですね。

ウーピーままさんも、アロマテラピーを使っていらっしゃるんですね。
予想以上に気持ちが良いので、これから色々と取り入れていきたいと思っています。
勿体無いので、犬には使いませんけど~。
2011/03/11(金) 00:43:28 | URL | おかもと #-[ 編集]
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