「耳先カット」と「TNR」と「どうぶつ基金」
2010年12月18日 (土) | 編集 |
かれこれ4ヶ月程前の事ですが、「どうぶつ基金」という団体で「ねこ不妊手術無料キャンペーン」の募集がありました。
これは、日本郵便の「動物愛護週間60周年記念切手」の売上から寄付された助成金で、野良猫や地域猫の不妊手術の無料クーポン券を抽選で与えるというもの。
実は私も当選し、クーポンを1匹分いただいておりました。
近所の神社に集まる猫の不妊手術をしたいと、相談を受けていたからです。


7f18692af438a67e127b203437356867-300x300.jpg

↑ 耳先カット猫 はっちゃん。


神社の猫達は、毎日エサを食べにくるものの、なかなか捕まえる事は出来ず、先日、知人に捕獲機を借りて漸く捕まえました。
そして、当選したクーポン券を使い、無事、不妊手術を終え、エサやりさんも一安心。


a4f502ffad373b0bb767bd59e995b430-217x300.jpg


ところで、このクーポン券には条件がありました。
それは、「手術をした時に耳先をカットする」というもの。
それが、「この猫は不妊手術が終わっている」という事と「地域で世話をしている人がいる」という証になるのです・・・が、多分まだこの「耳先カット」の意味は一般的に知られていない気がする。


IMGP7724.jpg


「どうぶつ基金」では、「耳先カット」と同時に「TNR」の普及に努めています。
「TNR」とは、「Trap(捕まえて)」「Neuter(不妊手術し)」「Return(戻す)」の略です。
世界では、TNRが野良猫問題を解決する方法として効果をあげているそうです。


TNRロゴ


野良猫にエサを与える人は多いですが、なかなか不妊手術まで行ってくれる人はいません。
近くまで寄ってきても、手を出すと逃げる猫が多いので捕獲も大変。
その上、不妊手術はお金が掛かり、経済的にも負担。
シーズン毎に出産し、いつの間にか数が増え、苦情が来て保健所の世話になり、最終的にはガス室で処分されてしまいます。
生かしたいのか、殺したいのか、自称「動物好き」な人間の軽率な行いで、生まれる傍から殺される子猫達が後を絶ちません。


IMGP7727.jpg


飼い猫でもなく野生でもない「野良猫」と、人間が共生できる「地域猫」という関係を築き、お互いが幸せに暮せる方法として、この「TNR」が効果をあげる事を願っています。
そして、周りの人間の理解と命に対する責任が芽生える事を。

そもそも私がこの「どうぶつ基金」を知った経緯ですが、4月から行われていた「命つないだワンニャン写真コンテスト」に応募したのがきっかけでした。
9月に結果発表が行われ、応募した作品は「命つないだワンコ部門」の佳作に選ばれました。
モデルは、我が家の元預かり犬「凛」(現・レイナちゃん)です。(↓)


Img214_dog_big.jpg


記念品としていただいた「耳先カット猫のお話」という本は、「ちばわん」に寄付して八王子いぬ親会で貸し出しされています。
また、写真コンテストの受賞作品は、現在、私が猫の不妊手術をしてもらった明和動物愛護病院内の「Good Friends Cafe」に展示されています。
他にも展示作品は、全国各所を回っておりますので、機会がありましたら是非ご覧下さい。
スポンサーサイト


命を繋ぐ赤い糸を結ぶため、1クリックにご協力をお願いします。→ 

2010/12/18 23:38 | その他犬関係 | Comment (2) | Top▲
コメント
この記事へのコメント
TNRのことを詳しく教えてくださりありがとうございました。

最近ちょっと思ったことがあるのですが、千葉県を例にすれば、捨て犬猫の運搬や、収容管理、殺処分などに関して、民間に発注している予算が、公表されてるものだけで年間3,000万円以上あります。全部税金です。処分数は最新データで8,000頭弱ですが、うまくやりくりすれば、TNRみたいに不妊・去勢処置だけに予算つかって、収容や処分を無くしてもいいんじゃないかな、と思います。
そのためには、遺失物法を改正するとか、全ての飼い犬飼い猫に不妊・去勢を義務づけるなど、大改革が必要かもしれませんが、いまみたいに、多額の税金を使って、罪も無い犬猫を処分し続けることは、いつもでも続かないんじゃないかなとも思います。夢物語でしょうか。
2010/12/20(月) 20:50:13 | URL | カプアンパパ #//pyUnGg[ 編集]
カプアンパパさん、こんにちは。

「どうせお金を使うなら、殺す方ではなく生かす方に・・」というのは、皆の願いですね。 それでも、捨て犬が忘れ物の傘より早く処分されてしまうのは、維持管理にお金が掛かるからでしょうね。 「ちばわん」では、ボランティアが預かり、里親探しをしていますが、これを労働として換算したら、きっと年間3000万以上になると思いますよ。(+_+)

処分される犬猫を減らす方法は、捨てられる方を減らすか、譲渡する方を増やすかの二つ。 後者には限界があるので、前者を考慮すれば、私はペット税が有効ではないかと考えます。 「1匹に付きいくら」とすれば、多頭飼いも減りますし、安易に繁殖させる人も減ります。 税金を徴収できるとなれば、行政も積極的に犬猫の登録に力を入れるでしょうし、同時にマイクロチップを義務化すれば不法投棄や不法な売買も取り締まれます。 そのお金で不妊去勢手術の助成金や保護犬のシェルターなどの運営をすれば、パパさんの夢も叶うと思いますが如何でしょう?
2010/12/22(水) 01:02:26 | URL | おかもと #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する