「雨はコーラがのめない」
2009年01月07日 (水) | 編集 |
未だ、正月ボケでボーッと過ごしているので、ブログのネタがない。 なので、本でもご紹介しましょう。


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↑ 「雨はコーラがのめない」 江國香織 / 著  新潮文庫


江國香織さんは映画化された「東京タワー」や「冷静と情熱のあいだ」などの作品でも知られる人気作家。 私も昔から彼女の作品が好きなので、書棚で江國さんの作品を見つけると、中身も確認しないで買ってしまいます。 つまり、ハズレがないんですね。 どこにでも起こりそうなシチュエーションなのに、良い意味で現実味がなく、生活感が感じられない。 どの作品も薄いヴェール越しに見るような、フワフワとした綺麗な世界が広がっていて、読んでいるとその世界に引き込まれるのが、私はとても心地良い。 この「雨はコーラがのめない」も何も知らないまま買ってきたのですが、江國さんには珍しいエッセイ集でした。


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↑ 江國香織さん


「雨」とは、江國さんの愛犬であるアメリカン・コッカスパニエルの名前です。 犬に「雨」という名前を付けるセンスも「江國さんならでは」な気がしますが、私がイメージする江國さん自身、作品のようにフワフワとして生活感がなく、空の上に住んでいるような人です。 そんな江國さんの犬との接し方が、また独特で面白い。

この作品は、雨と音楽についてのエッセイ集です。 そう、江國さんは、雨と一緒に音楽を聞き、雨に本を読んであげたりする。 犬と音楽を聴く事が、私には「??」なのですが、

「音楽の好みは全然違うのに、雨と私はよく一緒に音楽を聴く。
どうしてかというと、雨は犬で、私は人間なので、一緒にできることがあまりないから。
雨は本が読めないし、私は牛の肺を乾かしたものなんか噛めない。
音楽なら一緒に聴くことができる。」


からだそうです。 なるほど。
そして、私は犬の音楽の好みなど考えた事すらなかったのですが、雨くんはオペラのソプラノが好きらしいのです。 だから、江國さんは、雨の1歳の誕生日にエリザベス・シュワルツコップのアリア集を買ってあげます。 何だか、オシャレ。

人間の犬との接し方や考え方は千差万別で、自分が考えもしなかったような接し方をし、関係を築く人がいます。 そんな時、犬も予想を超える行動をするので、新しい世界が開けたりする。 江國さんと雨くんとの関係も、私と柴丸とは明らかに違いますが、とても素敵で幸せな気がします。 皆さんは、愛犬とどんな関係を築いていますか?


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キミは演歌が似合いそうだね・・・。
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2009/01/07 23:54 | ワタクシ事 | Comment (0) | Top▲
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