雛人形
2017年02月25日 (土) | 編集 |
先日から、ブランでは店内に雛人形を飾っています。

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私が初節句で買ってもらった雛人形なので、もう半世紀近く前の年代物。 最近は一式がガラスケースに入ったコンパクトな物やお雛様とお内裏様だけのセットが多いようですが、時代なんですかねぇ・・・私の雛人形は7段飾り。 立派なのは有難いですが、お蔭で飾るのも大事で、もう何年も箱に入ったまま。 前回飾ったのは確か私が高校生の時で、四畳半の自分の部屋に無理やりひな壇を組み、寝る場所が無いのでひな壇の下で寝袋で寝て風邪をひいたのが最後の記憶。 それから、早30年ですよ。


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実家を売却する際に置いたままだった雛人形を今の家に持ってきたのが数年前。 私は物に執着する人間ではなく、必要ない物はドンドン捨てて、大事な物もすぐに失くしちゃうタイプ。 必要無いリストの筆頭で保管するにも場所を取る雛人形ですが、何故か捨てられず今に至っています。 


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捨てるのは忍びないし、どこかにでも寄付できればと思ったりしましたが、配送料もかなり掛かります。 寄付するにしても中身を確認しないといけないのですが、実は今回もまだ全ては確認できていません。 雪洞(ぼんぼり)はコードがダメになっていて電源は入れられず、桜や橘の造花は随分と色褪せていて、もはや人様に差し上げるのは難しいかな。


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不思議なもので、初節句から一緒にいる雛人形は何だか親族のような気がして、箱から出した時も久しぶりに親戚に会ったような気分。 私のお雛様はとても美人さんで、今も変わらず美しいのですが、高校生以来、30年ぶりに会う私はすっかりシミだらけのオバサン・・・。 「貴女も随分、老けたわねぇ・・」って声が聞こえそう。


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それにしても30年、振り返ればあっと言う間でしたが、随分と長いこと箱の中で過ごさせてしまい、申し訳なかったです。 この30年の間に、私も色々あったんですよ。 お雛様もまさか猫カフェに飾られるなんて、さぞ驚かれたでしょ? 色々、積もる話がありますね。 来年は、店に7段飾りで全員を飾れるように頑張りますね。

 
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2017/02/25 16:57 | ワタクシ事 | Comment (0) | Top▲
 6月の着物
2014年06月11日 (水) | 編集 |
梅雨に入ってから、蒸し暑い雨の日が続いています。
この前も岩下尚史さん(伝統文化評論家)が仰っていましたが、「最近の雨は趣も何もあったもんじゃない。」ですね。
土砂災害が心配になる程の連日の豪雨や大雨で、何だか気も滅入りそう・・。
そんな中、昨日は着物で香道のお稽古へ行ってきました。


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この蒸し暑さの中、本当は着物なんてさわりたくも無いのですが、今週は大先生のお宅で行われる勉強会に着物で出席せねばならず、その衣装チェックも兼ねて着物を着た次第。
着物には色々と決まり事が多いですが、6月の着物は特に難しい。
6月と9月は「単衣(ひとえ)物」と言って、裏地のない着物を着るのが決まりなのですが、帯は冬用と夏用で決まりが曖昧なのです。
単純には、6月上旬が冬帯で下旬は夏帯という節もあるし、上旬中旬下旬で分けられている説もあります。
単に「単衣物」と言っても、織り方によって夏っぽい物と冬っぽい物もあり・・・6月13日にどの組み合わせで何を着るのが正しいのか、もう私には分からない・・・。(;_;)
遊びに行くだけならまだしも、厳しい諸先輩の方々の目もありますしね。
悩んだ挙句、暑さもあって、紺の少し透感のある単衣に波模様の夏帯にしました。
帯揚げと帯締めも帯に合わせた夏物で、全体的夏使用。
「気が早い!」と言われるかと思いましたが、これでOKだったみたい。
念の為、お稽古前に呉服屋さんに寄って店員さんにも相談してみましたが、6月の着物については見解が様々なようです。


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単衣の冬帯バージョンで考えていたのが上の写真。
この白地の紬は単衣でも全く透感がありません。
帯は博多織。 冬帯と言っても、芯が入っているような厚手の帯は、やはり単衣には合わせにくいですね。
帯揚げも濃い色より薄い色の方が涼しげ。


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紺の帯締めだと大人しいので、色を黄色にしてみました。
こちらの方が涼しげで垢抜けた感じがします。


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更に帯締めをローズに。
若々しく可愛い感じになりますね。

取りあえず、衣装チェックは通ったのでホッとしました。
暑さは仕方がないとして、後は雨が降らないのを祈るのみです・・・。(;-_-) =3



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2014/06/11 22:40 | ワタクシ事 | Comment (2) | Top▲
 アクティブな週末
2014年05月12日 (月) | 編集 |
出不精の私にしては、出歩く事が多い今日このごろ。
先週末も、土日とも都内へお出かけしていました。

土曜日は駒込まで行き、ちばわん主催による「ミケ~警戒区域に残されたある猫の物語~」を観てきました。
ちばわんの「ミケ」公演HPでも紹介されていますが、これはちばわんと一緒にTNR(野良猫の避妊去勢手術)活動を行っている広島県の動物愛護団体「NPO法人犬猫みなしご救援隊」と、その活動に共感し、応援している「ムカシ玩具」による演劇です。


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東日本大震災直後、被災地に残された動物達を助けるため、広島からいち早く現場に駆けつけた「みなしご救援隊」。
その時の活動記録をつづった写真集「鼓動」(みなしご代表 中谷百合著)を元に、「置き去りにされた命」3部作が製作されました。
犬の「ハル」と豚の「サクラ」、そして猫の「ミケ」です。

むかし玩具の女優、舞香さんによる一人芝居ですが、ナレーションとエンディングにみなしご救援隊代表の中谷さんも登場します。
台本を読みながら、涙で声をつまらせる中谷代表。
実際に現場で活動をしてきた中谷代表にとっては、演技ではなく、現場での再現に等しいでしょう。
最後、涙ながらに仔猫に駆け寄る中谷代表の姿には、まるで私達もその救出現場にいるかのような錯覚を覚え、会場のあちこちからすすり泣きが聞こえました。

「ミケ」のストーリーには、警戒区域に残された動物達の姿と共に、野良猫が生きる過酷な環境や、TNRの必要性なども盛り込まれています。
野良猫や野良犬は、野生動物の「野猫」や「野犬」とは違い、人間の傍でなければ生きていけない生き物です。
可愛いからエサをやり、増えて困ったから殺すのではなく、同じ生活環境に生きる身近な動物同士として、お互いのQOLを高められる方法を知恵と技術のある人間の方から進めていくべきではないかと思います。


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(↑)左から、中谷代表、私、ちばわん扇田代表。
何故か、2団体の代表に挟まれた恐れ多い記念写真。(;^_^)


この公演は全国各地で公演されていますので、機会がありましたら是非、ご覧下さい。


******************


そして、翌日曜日。
私は朝9時に浅草入り。
年に一度行われる香道の催し「百炷香(ひゃくちゅうこう)」に出席してきました。
「百炷香(ひゃくちゅうこう)」については、以前にも書いた事があるので説明は省くとして、会場となる伝法院についてご紹介しましょう。


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浅草寺の中にある伝法院は、通常非公開。
特別公開の時や、こうした催し(お茶会など)に参加する時のみ入場できます。
建物内も素晴らしいですが、この庭園が有名で、パワースポットとしても知られています。
お庭は回遊できるようになっているので、各所の景色をご紹介しましょう。


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まるで絵ハガキのように美しい景色。
庭園には立派な枝垂桜が何本かあるのですが、残念ながら私は桜の時期に来たことがありません。
浅草寺のHPから写真をお借りすると、


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こんな感じみたいです。
火曜日は、また香道のお稽古。
贅沢な事よのぉ。。



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2014/05/12 22:01 | ワタクシ事 | Comment (4) | Top▲
 50年の時を越えて
2014年03月05日 (水) | 編集 |
先日、実家へ荷物を取りに行ってきました。
一昨年、独り暮らしだった母が亡くなってから、横浜の実家は空き家状態。
本当は早々に売り払ってしまいたいのですが、色々と事情があってそうもいかず放置されています。
葬儀が終わってすぐ、形見分けを兼ねて親戚達と不用品の処分をしたのですが、布団や家具、電化製品などは残されたまま。
私も物置として実家を利用していた感があり、八段飾りの雛人形も捨てるのは嫌だけど、かと言って今の家には仕舞っておく場所さえなく・・と、実家の片付けは遅々として進まないのでした。
それでも出来るだけ早く家を空にしたいので、昨日は羽毛布団2枚と桐ダンスに入っていた着物を全て持ち帰ってきました。


羽毛布団はシングル2枚をクイーンサイズ1枚に打ち直してもらい、桐ダンスはリフォームしてうちへ運んでもらうよう手配。
着物は古い物が多く、シミやヤケ(変色)がある物は処分し、状態は良いけど私の趣味に合わない物はリサイクルへ。
そうなると、殆ど私の手元には残らないのですが、1枚だけ「しつけ」の付いている着物を発見。


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しつけ糸が付いているという事は、まだ誰も着ていない未使用品という事です。
広げてみると、古いですが未使用なのでシミもヤケもなく、きれいな薄い赤色の小紋。
丁度、「今月のお稽古に着る着物がないな~。」と思っていた所だったのでラッキー♪


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この着物を作るとしたら20代~30代前半といった感じで、80歳で亡くなった母の着物の中では異色。
そして驚いたのが、この着物と一緒にたとう紙に入っていた新聞。


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昭和39年4月!?
私の生まれるずっと前です。


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「熱がはいるオリンピック準備」とは、この年に行われた東京オリンピックの準備のことです。
この時、母は32歳。
今となっては、この着物をいつ誰が作ったのか知る由もありませんが、およそ50年の時を経て、漸く日の目を見たのでした。
50年経っても着られると言うのは、やはり着物ならではでしょうね。


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着物を貰っても、次に困るのは帯。
着物にも趣味趣向がありますから、違うテイストの着物を貰っても、合う帯が無いのです。
上の写真は、母の箪笥にあった帯ですが、薔薇の柄なので3月ではちょっと時期が早い。
だから私は、こういう柄物が好きではないのです。


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織りの着物なので、自分で買った博多帯でも合わせようと思いますが、いかがでしょう?





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2014/03/05 23:09 | ワタクシ事 | Comment (2) | Top▲
 着物で初稽古
2014年01月15日 (水) | 編集 |
昨日は、香道の初稽古。
普段のお稽古はほとんど洋服ですが、「初稽古は着物」と何となく決まっている感があり・・。
最近は年に数回しか着物を着ないから、色々と準備が大変。
着物は一度でピタッと着られるとは限らず、帯を締め直したり何だり・・を考慮すると、時間に余裕をみておかなければなりません。
だから、着る着物だけは前日に決めて揃えておきます。
下の写真は、昨日のコーディネート。

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紺の色無地に扇柄の袋帯。
帯揚げはシルバーで、帯締めは紺一色。
帯揚げ以外は全て叔母からの貰い物でして、着物は昨日、初めて着ました。
紺の色無地って仲居さんみたいでずっと着ていなかったのですが、割と皆さんからは評判が良かったから、今度、背中に華紋(小さな刺繍)でも入れてみようかな。

本当は、初稽古には前々から他の着物を準備していたのですが、急遽、気が変わって上の色無地に変更したのでした。
元々、用意していたのは、下の絣と金茶のポイント柄名古屋帯。


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このウールの絣も義理の母からのお下がりで、帯は叔母からのお下がり。
折角なので、箪笥に仕舞う前にコーディネートで遊んでみましょう。


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着物は、帯揚げと帯締めで随分印象が変わります。
写真だと色が上手く出ませんが、上の写真は紺の帯締めとクリーム色の帯揚げ。
帯揚げと帯締めの色は、着物と帯に使われている色から同じ色を選ぶのが基本ですが、特に決まりはありません。
上の写真は着物の色に合わせた帯締めなので、大人しい印象。


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(↑)これまた色が随分と赤くなってしまいましたが、赤茶の帯揚げと赤紫の帯締めです。
着物の赤っぽい線と帯の柄の中の茶色と合わせた赤系コーディネート。
先ほどより、若くて明るい印象になります。
私は帯締めは無地を使う事が多いのですが、


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(↑)こんな柄を合わせると結構、可愛いかも。
帯締めは帯を留めるただの紐ですが、とても存在感があります。


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(↑)更に、帯の金茶に合わせた黄色系コーディネート。
辛子色の帯締めに金茶と茜色のぼかしが入った帯揚げです。
でもこのコーディネート、実はNGです。
上の辛子色の帯締めは「丸打ち」と言って丸い筒状に組んだ帯締めで金糸も入っており、その前にご紹介していた「平打ち」という平らな帯締めより格が上がります。
着物や帯には決まった「格」があり、小物もその格に合った物でなければなりません。
ウール絣のランクは「普段着」なので、この帯揚げと帯締めでは格が高すぎて合わないのです。

着物にはこうした格や決まり事が多いので、最初はちょっととっつき難いですが、たまに着てみると気分が変わって楽しいものです。
レストランやデパートも着物で行くと対応が丁寧だったり、ETCではなかった頃は、料金所で「行ってらっしゃいませ。」とか言われたり、銀座だとホステスさんだと思われたり。
箪笥で着物が眠っている方は、コスプレ感覚で楽しんでみるのも一興ですよ。



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2014/01/15 14:18 | ワタクシ事 | Comment (2) | Top▲